―再来―

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ハハハハッと大声で笑っている俊輔の横を歩くのは、正直恥ずかしい。 さっきから通り過ぎてく人全員こっちをちらみして行くし。 ハァ…。 零は小さくため息をついた。 「ハハハハッ…ハハ………。」 突然、俊輔の笑い声が止まった。零は少し驚き俊輔の方を見た。 俊輔は、真剣な顔をして零の方を見ていた。 「何?」 「今日のさぁ、○×中学校のニュース見た?」 …○×中学校。あぁあれね。 「見たよ」 「あれさあ、真剣こえーよな!」 俊輔は、ハハッとまた笑った。 なんだか、無理矢理笑ってるみたいだった。
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