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それになんだか先輩は、無理してるの丸分かりで…
人の頭をバシバシ
嫌味ごとをダラダラと…
だから、なんとかこの事件を終わらせなきゃいけないんです!!
『バコッ!!』
「いってぇ!!」
「何さっきからブツブツ言ってんだよ!さっさと終わらせて、とっとと鑑識に資料貰って来い!」
三人は居残りで、報告書をまとめていた。
手の進まない芹沢を伊丹が丸めた資料ではたいたのだ。
「はぁ~い。」
芹沢は頭を押えつつ、やる気のない返事をする。
「もぅ、ダメだ。目が痛い。少し、休憩させてくれ。」
三浦が老眼鏡を外し、目頭を押さえながら、備え付けのソファに腰を下ろす。
「おいおい…。しゃぁねぇなぁ。」
伊丹が三浦につっこんだ。
「資料取りに行って来まーす。」
立ち上がった芹沢を伊丹が呼び止める。
「おい!芹沢!!コーヒーブラック二つな。」
「またっすかぁ。後でちゃんとお金返して下さいよ~。」
芹沢がふて腐れながら、一課を出た。
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