197人が本棚に入れています
本棚に追加
｢失礼します。あっ、亀子っ!!。｣
扉を開け、怪訝な表情で入って来たのはトリオだった。
｢何でお前がいるんだよ?｣
伊丹が早速攻撃を仕掛ける。
｢私は、同僚の見舞いですよ。｣
美和子がそっぽを向いて答える。
｢お知り合い?｣
その様子を訳が分からぬ様な様子で眺めていた瀬田が尋ねた。
｢これは、失礼。申し遅れました警視庁捜査一課の伊丹です。｣
｢三浦です。｣
｢芹沢です。｣
二人が続いて自己紹介をする。
｢あぁ、私達を助けてくれた警察の方ですか。その節はありがとうございました。｣
瀬田は軽く頭下げる。
｢回復されて良かったです。随分と悲惨な状況でしたから、こっちも焦りました。｣
三浦が心配そうな表情で言う。
｢でしょうね。私もダメかもって思ってましたよ。｣
瀬田が苦笑しながら答えた。
｢では、本日は二、三聞きたいことがあって来たのですが、よろしいでしょうか。｣
芹沢がペンと手帳を取り出して、尋ねる。
｢わかりました。私が答えられる範囲で協力致します。｣
｢ありがとうございます。では、まず始めに襲われた時の状況について教えて頂けないでしょうか。｣
伊丹が軽く頭を下げて、瀬田に質問をして行った。
最初のコメントを投稿しよう！