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りんは嘘をついていなかった!?
『まぁ誰も会った事は無いとかで詳しくは分からなかったんですがね。』
りん…
『りんちゃんは手頃なこの話を父親と重ねて貴方に話した。』
私に話した理由…
『旦那さんは激情して、貴方がパートに行っている間にりんちゃんに暴力を繰り返した。貴方は帰ってきてすぐ救急車を呼ぼうとしたが、こう考えてしまう。このままでは私が疑われる。』
りんは確かに私にSOSを出していたのかもしれない。だけどあの人は死んでいるし、りんに傷付けられたのも事実だ。
『貴方はくっつく程度に指を自分で切りつけた。……話は以上だ。異論はあるかな?』
異論だらけだ。
『私は嘘をついていない。あんたこそ嘘つきだ!じゃんけんさんに殺されてしまえ!』
とっさに出た言葉は汚かった。
『聞きましたか?今、私に殺されてしまえと発言しましたよ?この人は危険です。拘束は解くべきでは無い。』
医者は考え込んでいる。どちらを信じるか、どちらも信用しないか、そんなところだろう。
『まぁ良いでしょう。また明日来ます。自白期待してますよ。』
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