プロローグ

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ルールを全て読み終わった亮は、すぐに参加を決意した。 彼は、天才ハッカーだった。 彼は、天才的なインターネットの技術で国の極秘情報を引き出し、それを売っていた。 だが、彼は逮捕された。国の機密情報を売ったのだから重罪である。 しかし、政府は彼の漏らした情報を否定した。そのため、彼は表向きはただの侮辱罪となった。 だが、彼が漏らした情報は真実なのだ。実際の彼の刑は、懲役160年である。 そのため、政府は彼を極秘刑務所『タブー』送りにした。通常の刑務所に入れれば、報道された罪と実際の罪が違うことがばれ、すぐにマスコミに報道される。そしたら、政府は彼が売った情報を真実と認めるも同じだからだ。 だが、政府はなぜか彼の恋人である華山 愛までタブー送りにした。共犯だからだ、と政府は言った。 だが、実際彼女は無罪だ。あの事件は全て亮一人で起こしたものだった。 タブーは、普通の刑務所とは違う。運動場はあるが、行く事は許されず、独房から出る事すら禁止されている。 他の囚人と話すことも出来ない。
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