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よって、亮は逮捕されてから一度も愛と話した事がなかった。
タブーにいる間、亮はずっと愛の事を考えている。
収監されてもう3年になるが、おそらく愛は自分の事を恨んでいるだろう。
俺は、愛と共にこのゲームに参加しよう。そして、彼女を釈放させる。
それが俺の義務だ。
このゲームは、ルール上誰かの手助けが可能だ。
それに、亮は自分の頭脳にも自信があった。
彼のIQは180もあったのだ。
このゲームはルールを読んだところ頭脳戦だ。
うまくいけば愛を助けたうえに、自分の刑罰も大分減らせる。
だが、一つ問題があった。
愛が参加するか分からないということだ。
そればっかりは運に任せるしかない。
それに、仮に愛が出なくても俺一人でも釈放されたら、愛の濡衣をはらす手がかりでも探せばいい。
自分の起こした事件の手がかりを探すのも変な話だと思ったが、そこは深く考えないことにした。
そして、1週間がすぎた。
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