『第二章 取り調べ』

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俺は思った。いくら見掛けがヤ〇ザだからって、一般ピーポーの俺にこんな事して良いのか⁉ ………否、許される筈がない。 ヤ〇ザの横暴に腹が立った俺は、何も言わずにヤ〇ザを睨みつける。 それに怯んだ訳はないだろうが、ヤ〇ザは手をはなして席に戻る。 イカツイ警官「なあ、やったんだろ⁉言えだ」 ………しつこい。 オレ「だから、やってないって…」 俺の言葉を聞いて溜め息をつくヤ〇ザ。 こっちは泣きたい…。 良い感じに時間が過ぎ、俺も眠くなり始めていたが、取り調べは続く。 イカツイ警官「学校とか親に連絡行ったら困るんだろお⁉」 当たり前だ。 オレ「ですね」 イカツイ警官「だったら今のうちに白状した方が良いんちゃうんか⁉」 ………いやいや、やってないのに、それこそタダではすまなくなるだろ。 おちょくられてるのか⁉ そんな時、ドアが開き若い警官が入ってきて「メントリ入ります」などと言う。 …ん⁉メントリ⁉何⁉
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