冤罪

『第二章 取り調べ』

その若い警官に続いて、もう一人入って来てドアを閉める。

そのもう一人が俺に向かって指示を出す。

ﾎﾟﾘｽﾒﾝD「はい、立って」
俺は言われるままに立ち上がる。

ﾎﾟﾘｽﾒﾝD「その鏡に向かって立って」

なるほど、向こうの部屋に被害者がいる訳だな。これで俺の容疑もはれる訳だ…だってやってないんだも～ん🎵

ﾎﾟﾘｽﾒﾝD「服を上げて」

ん⁉こうか⁉

服を上げて腹を見せる俺。
ﾎﾟﾘｽﾒﾝD「違う、服をずり上げて頭にかぶる感じに」

…え⁉ショッカー風⁉

やりたくないので、非難がましい目で警官を見る。

ｲｶﾂｲ警官「いいからやれっ❗」

はいぃ❗了解しましたあぁ～❗

しかたないので従う俺…。
ちくしょ～❗鏡に写った自分を見て泣きたくなる。

ついでに「イィ～❗」とか言って飛び跳ねたいぜ。

ﾎﾟﾘｽﾒﾝD「もう良いぞ」

やっと終わった。まさか警察署で、こんなはっちゃけた格好するとは夢にも思わなんだぜい。