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それからは、取り調べと言うよりは、ただ居させられてるって感じだった。
人の良さそうな人相の警官が入ってきて、学校のことやらなにやら話しかけてくる。
警官は、話を膨らまそうとしている様子だったが、俺にはそんな気は無い。
午前三時をまわり、いいかげん腹がへってきた。
刑事ドラマを思い出し、カツ丼出ねえのかなあとか考える。
この時は、結局カツ丼は出なかったが、後から聞いた話、出たとしても自腹らしい。
少し経つと部屋から出るように言われ、席から立ち上がり、ドアに歩を進める。
刑事がドアを開けてくれて、ドアの先に目をやる。
そこにいたのは、母だった。よく見ると目を赤く腫らしている。
………だから、やってないっつ~の❗❗❗
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