『第一章 逃走』

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一拍おき、さらに質問してくる。 イカツイ警官「お前…あそこで何しよったんな⁉」 何って…思い当たる事は… オレ「深夜徘徊…」 イカツイ警官「それだけちゃうやろ❗」 いきなり怒鳴り散らす、ヤ〇ザ…もとい警官…全くもって訳が分からない…。 俺が黙っていると、運転席に若い警官が乗り込んで来て「とりあえず署まで行きますわ」とか言う。 ちょっ、ちょっと待て…俺が、そこまでの事をしたか⁉ そんな俺の心の叫びよそにパトカーは走りだす。 しかも、俺は後ろの座席に座ってたんだが両サイドを警官に固められ、かなり窮屈な姿勢だ。 これも俺を逃がさない為だろう。 この無さ苦しい状況から抜け出したいばかりに、早く警察署に着いてくれと願ってしまう俺だった。
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