『第二章 取り調べ』

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そのヤクザが、のそっとした動きで向かいの席に座る。 ………しばし沈黙。 イカツイ警官「何やったかはよ~言えだ❗」 いきなり怒鳴る警官。 知るかああああぁ❗ 俺が黙っているとヤ〇ザの方から切り出した。 イカツイ警官「あのなっ、近くで女の子が痴漢されたやゆ~て、通報があった訳よ。でな、その子が言うには、そいつは赤い服着とったらしいわ」 俺はその時、赤い服を着ていた。 なるほど…納得……できるかああああ❗ 確に逃げたのはマズかったかもしれないが、赤い服着てるってだけで、警察署に連行⁉ んなバカな…。 オレ「でも俺やってないです。」 イカツイ警官「口ではなんとでも言えるし、お前の言うことワシが信じる訳ないだろ。」 …まるっきり犯人扱いだ。 イカツイ警官「ほれに、赤い服着とんがお前以外にどこにおるんな⁉」 ………いや、探せばいるだろ。 コイツと話しても無駄だと分かったので、何を言われても無視する事に。 つまりは黙秘だ。 すると、イカツイ警官が立ち上がり、俺の横までくる。 何をするのかと思ったら………俺の髪をつかんで自分の方を向かせる。 イカツイ警官「答えろやぁ❗」 ひぃぃ~、やっぱりコイツ…ヤ〇ザだ。仮にコイツの職業が警察官だとしても、精神的にヤ〇ザだ。
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