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そのヤクザが、のそっとした動きで向かいの席に座る。
………しばし沈黙。
イカツイ警官「何やったかはよ~言えだ❗」
いきなり怒鳴る警官。
知るかああああぁ❗
俺が黙っているとヤ〇ザの方から切り出した。
イカツイ警官「あのなっ、近くで女の子が痴漢されたやゆ~て、通報があった訳よ。でな、その子が言うには、そいつは赤い服着とったらしいわ」
俺はその時、赤い服を着ていた。
なるほど…納得……できるかああああ❗
確に逃げたのはマズかったかもしれないが、赤い服着てるってだけで、警察署に連行⁉
んなバカな…。
オレ「でも俺やってないです。」
イカツイ警官「口ではなんとでも言えるし、お前の言うことワシが信じる訳ないだろ。」
…まるっきり犯人扱いだ。
イカツイ警官「ほれに、赤い服着とんがお前以外にどこにおるんな⁉」
………いや、探せばいるだろ。
コイツと話しても無駄だと分かったので、何を言われても無視する事に。
つまりは黙秘だ。
すると、イカツイ警官が立ち上がり、俺の横までくる。
何をするのかと思ったら………俺の髪をつかんで自分の方を向かせる。
イカツイ警官「答えろやぁ❗」
ひぃぃ~、やっぱりコイツ…ヤ〇ザだ。仮にコイツの職業が警察官だとしても、精神的にヤ〇ザだ。
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