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『結論』
ｺﾝﾊﾟはつまんなかった。
やっぱり
同年代の集まりってﾀﾞﾒだわ。
少しﾊｹﾞかかってﾒﾀﾎﾞな男性が
やりたげにがっついてる感じ。
智子は
『お持ち帰り』
みたいだったけど私はｺﾞﾒﾝだわ。
安売りはしたくないの。
それに
ﾘｽｸを負って夫を裏切ってまでの相手じゃないわ。
まぁ…
私が夫を裏切ると思う基準は
『気持ち』
が入った時ね。
今までに夫以外の人とそんなふうになったことがない
わけがない。
でも
みぃんな遊び。
ｶﾗｵｹで二時間歌う代わりに
ﾗﾌﾞﾎに行くだけ。
ﾀﾞﾒかな？
こんな考えじゃ…
でも
人生一度きりだと思うとねぇ…。
それに
女でいられる時間は短いと思うし。
反対にもし
夫に彼女がいても
絶対私にﾊﾞﾚなきゃ知らん顔しててあげるわよ。
夫だって
遠い空の下
家族のために働いてるんだものね。
私は帰ってから
携帯を開いた。
ｺﾝﾊﾟのﾒﾝﾊﾞｰとは
誰ともﾒｱﾄﾞの交換はしてないんだけど。
およっ(σ・∀・)σ
二通のﾒｰﾙが。
『今ﾊﾞｲﾄ終わりました。今度ﾎﾝﾄにﾃﾞｰﾄしてくれますか？』
―20:18 ﾕｳｷ―
『どこかに出かけてるんですか？
きれいなｶｵﾘさんのことだから誰かとﾃﾞｰﾄだったりして。
嫉妬しちゃいます』
―23:58 ﾕｳｷ―
あゃぁ嫉妬深い恋人ね。
でもうれしいなぁ…。
あのきれいな顔で
男らしい手で
私にこんなﾒｰﾙを打つなんて！
私は早速返信したわ。
『友達と食事に出かけてﾒｰﾙに気づくのが遅れたわ
ｺﾞﾒﾝね。
ﾃﾞｰﾄ？いいわよぉ♪
大人の魅力ってやつを見せちゃうから』
―01:05 ｶｵﾘ―
すぐに返信あり。
『やったぁ！！！
めっちゃ楽しみにしてます』
―01:07 ﾕｳｷ―
なんか可愛いな。
がっついてないとこがいいわね。
若いってことか…。
あれ？
そういえばﾕｳｷって何才だろう？
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