3人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁぁ…風弾(かざだま)❗」
大木が葉を数枚落とす
「ダメだ…技はでるようになってきたが、肝心の威力がない」
3ヶ月ほど?(時間の感覚がない)山小屋で自給自足の生活をおくりながら修行をしていた
「疾風(しっぷう)❗」
風が岩を斬る…が、キズをつけるのが精一杯だ
「威力がないのはなぜだ?」
時折、近くの村に顔を出す。村人は優しく、俺を温かく迎えてくれた
「長老様…この村に、風使いの方はいますか?」
「ふーむ…風使い様はおらんのぉ」
「そうですか…」
「風を使える者は滅多におらんのでな、使える者は皆、都へ行ってしまうのじゃ」
「…都へ?」
「天界城があるところじゃ、天界王様や他の戦士様がいらっしゃる都じゃよ」
「都か…そこに行けば、何かわかるかもしれないな」
「行くのなら10日はかかる、十分に用意なされよ」
「わかりました。長老、準備して向かいます」
俺は3日後の早朝に、村の人達に見送られ、都へと向かった
最初のコメントを投稿しよう!