第2章 覚醒

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「はぁぁ…風弾(かざだま)❗」 大木が葉を数枚落とす 「ダメだ…技はでるようになってきたが、肝心の威力がない」 3ヶ月ほど?(時間の感覚がない)山小屋で自給自足の生活をおくりながら修行をしていた 「疾風(しっぷう)❗」 風が岩を斬る…が、キズをつけるのが精一杯だ 「威力がないのはなぜだ?」 時折、近くの村に顔を出す。村人は優しく、俺を温かく迎えてくれた 「長老様…この村に、風使いの方はいますか?」 「ふーむ…風使い様はおらんのぉ」 「そうですか…」 「風を使える者は滅多におらんのでな、使える者は皆、都へ行ってしまうのじゃ」 「…都へ?」 「天界城があるところじゃ、天界王様や他の戦士様がいらっしゃる都じゃよ」 「都か…そこに行けば、何かわかるかもしれないな」 「行くのなら10日はかかる、十分に用意なされよ」 「わかりました。長老、準備して向かいます」 俺は3日後の早朝に、村の人達に見送られ、都へと向かった
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