101人が本棚に入れています
本棚に追加
あまり会えなくなる事を、予感した雪子。
モバ内での余計なやきもち、疑いの気持ちに耐えられなくなった。会えない、メールも電話もこない。
光の言葉さえも信じられなくなっていた。
こんなに好きなのに、こんなに会いたいのに、どこで何してるのか、全てを知っていないと不安だけが募る。
【別れ】の二文字が頭をよぎる。
雪子は思い余って、大量の薬を飲んだ。
もちろん死ねるはずもなく、ただ光に電話した。
『わたし、薬飲んだ』『❗なんで⁉』
『光が悪いんだよ、メールも電話もくれない、会いにも来てくれない…』
『…バカ‼なんて事するんだよ‼そんな事するな、頼むから。…そんな事したら…絶対会わないから…』
『うん…しない…』
最初のコメントを投稿しよう!