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そんな時期を支えてくれたのが、アキトとのメールのやりとりだった。
「そのうち両親も分かってくれるよ!頑張れ~!!」
「大学の夏休みに帰ってきたらまた飲み会しような」
「俺も県外の大学行きたかったけど事情があってあきらめた。だからその分ミカには頑張ってきて欲しい」
どれだけ励まされただろう。。。
大学の入学金振り込みの〆切の前日の夜、両親は私の県外進学を許してくれた。
仕送りを一切受けない事、自分で責任をもって行動することを条件に。
大学卒業後聞いた話、親戚の「行かせてあげなさい」という強い後押しがあったらしい。
4月から県外で一人暮らしをする事が決まった。
すぐにアキトにメールで報告すると、自分の事の様に喜んでくれた。
私はそれがとても嬉しかった。
地元を離れることよりも、自分の学びたいことができるという現実に期待で胸がいっぱいだった。
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