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…みんなの視線が一気に集まる。
どういう反応をされるかが一番怖かった。
「そうなん~!ピュアやね♪絶対すぐ見つかるって」
「初めて付き合う人は重要だからね。私今でもその人の事忘れられないもん。」
「そーそー!わかるー!自分高1の時にさ~…」
私の心配とはよそに会話が続く。ホッとしたのと同時に自意識過剰だったのかなと少し恥ずかしくなった。
「彼氏いない歴=年齢」
まぁそんなに気にすることはないか。逆に今の時代貴重だろう♪
私の前向き(楽観的?)な脳はそう考えた。
「またミカの話に戻るけどさ、彼氏はいなくても好きな人くらいはいたっしょ?」
リコが言った。
さっき私に話をふったのもリコだった。
同じアパートに住むリコとは、通学も一緒だったし私と過ごす時間が一番長かった。
まだ友達になって一ヶ月たらずだったが、リコはとても気がきく女の子だった。
そのため、会話を中断してでも私をみんなの会話に入れようとしてくれる。
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