勇気。

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30分程会話をしただろうか。あっという間に時間が過ぎた。 沈黙になることはなく、なぜか話題は尽きなかった。二人の共通点は同じクラスだったという事だけなのに。 アキト「そろそろ戻らないとみんな心配するんじゃない?」 私「そうだね。戻ろうか…あっ!!」 電話をしながら見上げていた空に一瞬だが一筋の光が見えた。 ★彡 私「流れ星!!今流れ星が見えたよ~!!」 アキト「マジで!?良かったじゃん。いいことあるはずよ。」 …いいことならもう起こっている。 と言いかけたが止めた。 私「じゃあ、またね♪」 アキト「またな。電話ありがと♪」 電話を切った。 私は今までにない充実感で満ちたりていた。 アキトと電話で話せた事。それよりも、勇気を出して電話をかけれた自分。 自己満と言われればそれまでだが、この出来事は私にとって大きな一歩だった。 部屋に戻ると、リコがこちらを見ている。 ピースサインを送ると、「後で詳しく教えてね」と目線が訴えていた。 「ミカ、どこいってたん?」 「うん、ちょっと酔いさましにね。さ、飲み直そ~♪」 飲み会は朝まで続いた。
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