第三章~政府の影~

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「あ――!! 仕事が無くてムカつく!!」 「まぁ、まぁ、じゃあユウタ、ジャックには俺達が伝えておくから旅に出て良いぞ」 「ありがとうございます……あっ、頼みたい事が有るんですけど」 「おぅ! なんだ!」  さっきから頭をかきむしって居た暑苦しいハンターがすりよって来た、かなり暑苦しい。 「この人を車屋アトゥナに連れて行ってください」 「よろしく頼むニャ~」  ルーベンさんを契約ハンター達に差し出した。  壊れているらしいスクーターはMBに入れて投げ渡した。  そして、ハンター達は車にルーベンさんを乗せて機械の国に帰っていった。 「さて……」  ケータイを出してポルさんに電話した。 ▽機械の国・フォンド・スモーキーの駅  魔物退治に行った少年の無事を祈って居るとケータイが鳴った。 「もしもし、あっユウタ殿!  ハイ……ハイハイ、あ~、ありがとうございます。  でわ、そこから、しばらく行った所の中継場で待っていて下さい  ハイ、それでは」 「車掌、どうしたんですか」 「魔物の駆除が終ったそうだ、予定通り6分後に出発する」 「分りました」
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