第三章~政府の影~

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▽フォンド・スモーキー・最後尾車両・小部屋 「まったく、最後尾車両の一番後ろの部屋のチケットだったなんて……ねっ、マレイル……どうした?」 「・・・」  正面に座って居るマレイルが黙って居る……のは、いつもの事なんだけど、目付きが全然違かった。 「マレイル!」 「!……どうしたの姉さん?」 「「どうしたの?」はコッチのセリフ、何か気になる事でも有るの?」 「うん……何かイヤな予感がするの」  マレイルのイヤな事が起きるという勘は外れた事が無い。 「《まもなく、出発の時間になります、発車時に多少揺れるので座席に、お座り下さい》」  やり取りをしていると車内アナウンスが流れてきた。 「時間通り……って事はユウタがサンド・タートルを倒したのね。  いつもながら、って感じだけど」 「さすがです」 ▽??? 「予定通りに出発とは……計画は大丈夫なんですか」 「あぁ、サンド・タートルを倒しにギルドに居たハンターは全員出払ったらしい」 「なら、計画通りだな」 「「「全ては我らアークの継承者の為に!!」」」
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