2. リコリスは思い出す――あの時代の追憶……

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ネリネと廃墟の前で別れたアマリリスは同じ赤と白の色を持つリコリスと橋の前で会った。 「きっと私は彼に殺される。でも私はそれで構わない」 「そう……」 「リコリス、お願いがあるの」 「何?」 「これから起こる運命が終わるまで、あなたに見届けてほしい……」 それからリコリスは深い眠りに落ちると同時に、目印のために元の色とは正反対の青と黒の服装を身に付けた。
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