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育ちのいいお嬢様は
決まって育ちの悪い
不良を好きになる
これは本当かもしれない――…
『お嬢様…また荒波高校の生徒と会っていたでしょう…?』
「…小栗!」
『旬て呼んで下さいよ』
俺の言葉を聞きもしないで
しーっと人差し指を口に立てる
「な なんで;;」
『お嬢様を見ればわかります』
「えっ な なんかついてる?」
『いいえ
強いて言うなら目と口と鼻…
「もう!そんなこと聞いてないわよっ!
ああ~なんで小栗にバレるのよ~…」
『だから旬だって』
小栗はあたしの専属の執事
…みたいな
ちっちゃい頃から
何かとあたしのことお見通し
なんだよなあ…
あたしと優のことも。
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