君は俺のもの

3/12
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
『まったく… ちゃんとお父様お母様に バレねぇようにしてくださいよ? 黙っといてあげますから…』 そう言って 髪をくしゃっとしてくれる 小栗が 不覚にもかっこよく見えた 「うん…ありがと」 その時思うべきことと 反対の事を思っていたことに 自分でも気づかなかった… 「……あ もしもし?優?」 『ん…美羽か?どうした?』 「この前貸したお金…」 『悪ィ なんかここ電波悪いわ! 俺からかけ直す!』 ブチッ これで3度目だな 奴が金を返さねぇのは 3回分合わせて18万ってとこか――… 美羽の部屋のドアにもたれて 相手の城田優がどんな奴か 想像する―… とドアが開いた _
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!