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その時、小鳥が『ピピッ』と短く鳴いた。
「あっ…おはようございます」
瑠璃が振り向き小さく頭をさげた。
「おはよう」
レイスがそう言うと瑠璃鳥を見ながら言った。
「レイスさん、いつも朝訓練か何かしてるんですか?」
「ん?…ああ、毎日の日課みたいなもんだ」
そこまで言ってレイスは考える。
瑠璃にいつも訓練している事は話してなかったはずだ…と。
「動物と話せるのか?」
レイスが言うと、瑠璃は笑う
「はい…でも、私が話せるのは鳥だけなんです」
瑠璃はレイスと小鳥を交互に見つめて呟くように
「変…ですよね」
と言って少しうつむいた。
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