第一章

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第一部隊とは簡単に言えば貴族の集まりであり、その兵の大半は親が将官や議会員のため腕は無くても権力はある質の悪い集団なのだ。 おまけに、権力を傘にしての略奪等の賊まがいの事までする者もいるほどの酷い部隊。 そのため、他の部隊の中には親の七光りだと第一部隊を毛嫌いする者も少なくない。 男達が瑠璃に近寄って行く。 瑠璃は怯えてレイスの後ろに隠れようとするが、男の一人が瑠璃の髪をわし掴みにする。 「ん?こいつ奴隷印があるぞ」 それを聞いた男の一人がニヤニヤと笑った 「顔も悪くない…今日はお楽しみと行こうかぁ?」
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