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そこはレイスが雇われている隊の隊長室。
「かまわんよ…好きにするといい」
レイスの前に座っているのは第8部隊隊長のマックスだった。
「それに…ここは傭兵のみが居るならず者の集団だ、略奪を禁止したらだれもついてこない」
マックスはイタズラを成功させた子供のようにニヤリと笑う。
「あぁ…それと金も忘れずにな」
マックスが皮の袋を取りだし置くと袋は金属がぶつかる軽い音をたてた。
「ありがたく」
レイスは皮袋を腰に付け「それでは…」と言って隊長室を後にした。
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