第一章

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瑠璃は泣き疲れたのかレイスの腕の中で寝ていた。 レイスは瑠璃をベッドに寝かせると優しく毛布をかける。 「…とりあえず必要な物は明日にするか」 言うとレイスは立ち上がり瑠璃を見た。 頬には涙の跡ができている、しかし寝顔は神話に出てくる天使のように綺麗だった。 レイスは思う、自分はこの少女に一目惚れでもしたのだろうか?と…だがそこまで考えてやめた。 「面倒だ…寝るか」 レイスは壁に寄りかかり窓を見た、月が夜空の中で蒼く光っていた。
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