第二章『出会い』

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マキ『私も18♪改めてよろしくね☆』   ケン『あっ…はい…』   マキ『いきなりタメ語にするのって難しいよね(笑)』     ケン『うん…そうやなぁ(笑)』     それからどのくらいの時間が経ったんだろうか。     マキは神戸が大好きらしく、わざわざ大阪の高槻市から独立しようと神戸に来たのだが、なかなか上手く行かず、今の寮に落ち着いたこと。この寮の裏の畑の向こうがわのバイキング店の近くのローソンで働いてること…     それ以外にもいろいろ話した。     しかし、マキとあの男が言っていた『アレ』とは何なのか…   そして…マキと一緒にいた『あの男』。     この二つの疑問が最後まで心に引っ掛かっていた。しかし、聞き出すことでまたマキの気分が落ちることを恐れたケンは、そのことを言い出せずにいたのだ。     あの時、マキに恐れず聞いていたら…少し状況がいい方向に傾いていたのかもしれない…。
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