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やがて毎日に近い位、仕事が終わるとケンは必ずどこか遊びに出ていた。今日も布施さんの部屋へ飲みに行く事になっていた。
布施さんもケンと同じ社員寮の二階に住んでいた。実はケンの部屋の真上に住んでいたようだ。
(ピンポーン!)
布施さんの家のインターホンを押した。
『開いてるよー♪どーぞ。』
部屋の中から明るい関東弁が聞こえた。
(ガチャ…)
布施さんの家のドアを開けた。
一階の部屋とは少し違い、一階ではフローリングだった場所が、カーペットになっていた。恐らく下の階に足音等を聞こえにくくするためだろう。
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