第三章~ダークサイド~

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やがて毎日に近い位、仕事が終わるとケンは必ずどこか遊びに出ていた。今日も布施さんの部屋へ飲みに行く事になっていた。     布施さんもケンと同じ社員寮の二階に住んでいた。実はケンの部屋の真上に住んでいたようだ。     (ピンポーン!)     布施さんの家のインターホンを押した。     『開いてるよー♪どーぞ。』     部屋の中から明るい関東弁が聞こえた。     (ガチャ…)     布施さんの家のドアを開けた。     一階の部屋とは少し違い、一階ではフローリングだった場所が、カーペットになっていた。恐らく下の階に足音等を聞こえにくくするためだろう。
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