第三章~ダークサイド~

4/7
前へ
/74ページ
次へ
(リーチ!)     パソコン画面の中から声が聞こえると同時に…     布施さん『えぇー!まじかよ…あと一駒でリーチだったのに…』     落胆の声を漏らす布施さん。     しばらく様子を見てみると…     (ツモ!!)     とパソコン画面内から声が聞こえ…     そのデジタル声を聞いた瞬間、布施さんはパソコンの初期画面に戻し、電源を切った。   どうやら麻雀に負けたようだった。     布施さん『ごめんね(笑)。待たせてしまって。』     布施さんはもう一方のグラスに注がれていた焼酎を一気に飲み干す。     ケン『スゲェ飲みっぷり(笑)』     布施さん『俺も伊達に三十年酒飲んでないよ(笑)』     ケン『ハハハ…ってちょっと待ってくださいよ(笑)何歳から飲んでるんですか?(笑)』     布施さん『んーちゃんと飲み始めたのはたしか、6歳くらいからだよ(笑)』     ケン『…まじっすか(笑)』     しばらくたわいもない会話が続き、焼酎が胃に入っていく毎に、どんどん深い話になっていく…     布施さん『ところでケン君、今彼女いるの?』     ケン『いえ…いませんね。布施さん居ますか?』     布施さん『俺は関東に嫁さんと子供残してきてるからさ。単身赴任みたいなもんよ。まぁ、こっちにも彼女ぐらいいるけどね(笑)』     ケンはすぐに意味がよく分からなかった。数秒意味を考えて言ってる事の意味が分かった時、ケンは愕然としたのだった。     ケン『…すごいっすね(笑)ちなみにこっち(姫路)の彼女さんは何歳なんですか?』     布施さん『18歳♪』       ケン『そうですか…って…えぇ~!!!!!?!?』     (36歳と18歳のカップル…初めて聞いた…)     ケン『どーやって知り合ったんすか?』     布施さん『さっきやってたオンラインの麻雀あるでしょ?あれで知り合ったんだよ』
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加