第一章『序章』

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電車に揺られ、見慣れた景色も徐々に無くなって行く…   ケンにとって新しい景色。それがが車窓から目に入ってきたと同時に、これからの期待と不安が、目的地に近づくごとに激しく入り乱れて行くのが分かった。     …明石から新快速の姫路行きの電車に30分揺られ、姫路から各駅停車の電車、網干駅行きに乗り換え…2駅目。車内アナウンスが鳴り響く。     『次は~終点~、網干駅~網干駅です』       ケンの人生の二度目の舞台。今日からこの知らない町で、さまざまなドラマが起きるなんて、ケンには予想出来なかっただろう。
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