第四章~同棲生活~

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ケンは無言で電話を切った。   マキ『明日、ケンの友達来るんやね、楽しみやなぁ~♪』     ケン『岡田くんって言うんよ。結構おもしろい人よ』     マキ『そっかぁ♪友達増えそう♪(笑)』     ケン『あはは♪つか、そろそろ風呂入ってくる』     マキ『うん♪』       シャワーを頭から浴びている間―     ケンは考えていた。       (俺は…好きになったらアカン人を好きになってしまったんかな…)     心の中で二人のケンが葛藤していた。     (あのセルシオの男は彼氏じゃないみたいやし… 彼氏おったら俺の部屋への誘いを断ってるやろな)     (いや…でもコクるタイミングが早過ぎる…飽くまでシンナーやめさせる為に住まわせるわけやし…)       言葉にすると簡単な事を口に出して言うことに対して…風呂に入ってる間、ずっとケンは葛藤していた。
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