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ケンは無言で電話を切った。
マキ『明日、ケンの友達来るんやね、楽しみやなぁ~♪』
ケン『岡田くんって言うんよ。結構おもしろい人よ』
マキ『そっかぁ♪友達増えそう♪(笑)』
ケン『あはは♪つか、そろそろ風呂入ってくる』
マキ『うん♪』
シャワーを頭から浴びている間―
ケンは考えていた。
(俺は…好きになったらアカン人を好きになってしまったんかな…)
心の中で二人のケンが葛藤していた。
(あのセルシオの男は彼氏じゃないみたいやし…
彼氏おったら俺の部屋への誘いを断ってるやろな)
(いや…でもコクるタイミングが早過ぎる…飽くまでシンナーやめさせる為に住まわせるわけやし…)
言葉にすると簡単な事を口に出して言うことに対して…風呂に入ってる間、ずっとケンは葛藤していた。
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