第四章~同棲生活~

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風呂から上がると…     リビングで某有名バラエティー番組を見て笑ってるマキ。       ケンの内心はすごくドキドキしていた。     (彼氏いることを聞かなきゃ…)     (いや…やっぱりよう聞かん…感づかれたらどうなるか…)       ここでもケンは心の中で葛藤していた。     マキ『どうしたん?黙りこんで』     (ドキっ…!!)     ケンの体験の一つで、心臓が飛び出るほどドキドキしたのはこの時初めてだった。初恋以上のドキドキ感―     これは、初めて本気で相手の事が好きになった証でもあった。     結果―         ケン『う…ううん…明日のご飯のおかず何にしようか考えてただけ…』     マキ『あはは(笑)ご飯くらい私が作ったげるよ(笑)お世話になってるんやもん♪』     ケンはごまかしてしまった。   葛藤に負けて、逃げてしまったのだ。     (だめだ、言えない……気持ちはしまっておこう…)
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