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風呂から上がると…
リビングで某有名バラエティー番組を見て笑ってるマキ。
ケンの内心はすごくドキドキしていた。
(彼氏いることを聞かなきゃ…)
(いや…やっぱりよう聞かん…感づかれたらどうなるか…)
ここでもケンは心の中で葛藤していた。
マキ『どうしたん?黙りこんで』
(ドキっ…!!)
ケンの体験の一つで、心臓が飛び出るほどドキドキしたのはこの時初めてだった。初恋以上のドキドキ感―
これは、初めて本気で相手の事が好きになった証でもあった。
結果―
ケン『う…ううん…明日のご飯のおかず何にしようか考えてただけ…』
マキ『あはは(笑)ご飯くらい私が作ったげるよ(笑)お世話になってるんやもん♪』
ケンはごまかしてしまった。
葛藤に負けて、逃げてしまったのだ。
(だめだ、言えない……気持ちはしまっておこう…)
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