第十一章 ~光明~

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声のするほうへ顔を向けた。         ケン『岡田くん…』       また頬に涙が伝っていった。         ケンは岡田くんにすべてを話した。         岡田くん『そうか…辛かったなぁ…何もしてあげられてなかったな…ごめん』       ケン『んなことないっす…岡田くんが電話くれてなかったら躊躇してなかったっす…ありがとうございます…ホンマに』       ケン『俺、地元に帰りますわ。ゆっくり、今後の事考えたいし。明日、仕事場に辞表出してきます。』       岡田くんは即答で―         『残念やけど、今はそうした方がいいな。』     と言ってくれた。
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