第十一章 ~光明~

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マキと二人でコンビニに行った日から…数か月。       いつも通り(これまで会社に行っていた通り)、会社に行く為に準備するケン。         しかし…         マキの返事がない。         返事がない、というよりも、マキそのものがケンの部屋には既にいなかった。         ケンの表情は、まるで生気を失った堕落者のような顔をしていた。             2005年、10月中旬のある日。       会社に―             ―辞表を提出する日。         どういう心境で仕事場へいこうかとても複雑な為、顔がどうしても暗くなる。       とりあえず、仕事場の前まではやってきた。     ケン『よし…行くか!』
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