第二章『出会い』

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ケン『良かったって…何があったんですか?』   マキ『心配ありがとうございます…気持ちだけいただきます…。私もう大丈夫ですから♪それより、他の話しません?』   ケン『他の話…ですか?』   マキ『昨日ゆっくり話せませんでしたから』     マキは満面の笑みでケンに言った。しかしケンは、先程の出来事がマキにとって話せないほど重い事なのかと少し心配していた。     マキの笑顔にケンは苦笑いで答えてしまった。     ケンのその苦笑いに気付いてか、まだ詳しく知らない人に対しての気遣いなのか、マキは違う話題に変えて言葉を続ける。     マキ『ケンさんって何歳ですか?見た所私より年上っぽいんですけど(笑)すみません(笑)』   ケン『そうですかぁ?(笑)一応18ですけど…』     マキ『えっ!?マジで!?タメやん!!見えへ~ん♪(笑)』     歳を言うといきなりタメ語になるのに戸惑いつつも、マキが元気になって良かったと純粋に思ったケンだった。
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