線香花火~一片の物語~

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未だに 俺でいいのかな?   どう考えても不釣り合いだろ? などと考えてる俺   そんな劣等感を感じてしまうくらい紗智香は輝いていた   花火を見上げる紗智香の顔を見つめる俺   赤や緑に照らされる横顔   ふとこちらを見て 「どしたの?」 と聞いた紗智香   「別に…」 と花火に視線を移す俺   「綺麗だねぇ」 紗智香が笑顔で言う   「おまえがな」         なんてこと言えるはずもなく…   「うん」 と軽くうなずく
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