タイトル未定1

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蝶々が横から僕を追い抜いて飛んでいく 「おはよう」 「ふふふ…おはよう、男の子」 「良いな、蝶は飛べるから」 「そう?私は男の子みたいにおもいっきり走ってみたいわ」 蝶々はひらひらと男の子の周りを飛んで回って見せました 男の子はそれに合わせて回ってみました 「見えた?」 「なにが?」 「今、私と男の子のセカイが廻ったわ」 「セカイって何?」 「私のセカイは蝶々、男の子のセカイは…まだ知るのは早いかしら…」 「…?」 「走れなかった私にもやっと羽が生えたのよ。」 そう言うと蝶々は空へと羽ばたいていきました 「さようなら…男の子」 「バイバイ…」
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