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日が昇り
日を避けるように森へと逃れます
ガサガサ
茂みからひょっこりウサギが顔を出しました
「あっ…」
ウサギは小さな声をあげ背中を見せて逃げていきます
タタタタタタッ…
ウサギは足場の悪い地面を軽快に走り抜けていきます
「待って!!!待ってよ!!!!」
ガサガサガサガサ!!!!
「追ってこないでぇ~!!!」
「何で?ウサギさんとお話がしたいんだ。少しだけで良いから!」
突然ウサギは距離を置いて立ち止まり振り返ります
「ハァ…ハァ…」
「何?」
「あぁ、やっと話をしてくれるんだね…」
ガサ…
「近付かないで…!」
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