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「僕は君が好きだ。」
「私もよ。」
「僕も好きだよ…。でも…」
「そうだ。美味しい野イチゴがあるから採ってきてあげるよ。」
ウサギは弾むように走って行きました
「じゃあ私は踊ろうかしら♪」
蝶々はひらひら舞い始めました
ドォォォォン…!!!!
「ア゙ァ゙ァ゙ァァァ!!!!」
銃声と
ウサギの声
「まさかっ!!!???」
蝶々は銃声の方へ向かいます
「ウサギさんっ!!!!」
程なくして蝶々の叫び声
何も聞こえない
何も考えられない
何が起こったかわからない
もう、どうでもいい
何モカモガ嫌ニナル
「…僕は木になるよ…」
男の子は木に腰掛けたまま動かなくなりました
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