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高校時代、アタシは男女混合の運動部に所属していた。
女子の人数は比較的少なく、県で優勝するのは容易だった。
アタシは県の代表に選ばれ、全国を飛びまわってた。
アタシが高校2年のトキ、同じ部活で別の高校の1年だったあきひろ(以下あき)。
初めて出会ったのは県大会だった。
そのトキのアタシのあきの印象は、格好悪く地味で恋愛対象外。
でもあきは、アタシに一目惚れで、ひそかに想いを寄せてたみたい。
それに気付いたのはアタシが部活を引退した後だった。
どこからともなくその噂が回ってきて知った。
話したコトもなかったから、デマだと思っていた。
当時アタシはあきと同じ高校の人と付き合っていた。
その人に高校の文化祭に呼ばれ、あきの高校を訪れた。
彼氏のクラスは模擬店をしていて、彼氏はその手伝いをするからと、アタシは一人ウロついていた。
どこからともなく視線が…
振り返ると、あきと同学年の同じ部員の子達だった。
慌てて立ち去り、数分後、あきを連れて来た。
遠くから見られていて、寄ってこようとはしない。
それに気付かぬフリをした。
あの噂は本当だったコトに気付く。
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