地元

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小さな町の中に俺達はいた。毎日が同じ事の繰り返しだった。なんか刺激を探し、…ほとんどやる事は一緒だった。でも、めちゃくちゃ楽しかったんだ。 小さい中だから出来た事なのかもしれない。でも、だんだんその思い出も色褪せてきた。人の記憶には限度っていうのがあるみたいだ。俺は全部覚えていたいんだ。楽しい事、辛い事、悲しい事も全部。俺はこの全部を大切にしたい。 …要するに、俺はお前らを思い出して笑うって事よりも、ずっと思い出の中でめちゃくちゃ楽しい思い出を作っていたかったんだよ。
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