第三章 消えゆく影

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『そうだなぁ 陰陽師って知ってるだろ 家が、代々そうらしい 俺が、図書室に行った理由もそれだ。 図書室に、アヤカシを退治する札の書き方が一つだけ 正しいことが載ってるって、教えてもらったんだ』 「試したんですか、その札」 『試したさ。 けっこう効いてたぞ。 札にぶつかると痺れて、少しすると消えるんだよ。 ただ、霊力ってのが強すぎると 意味ないんだと~ じゃあな』 いつの間にか、彼は弁当を食べ終わり。 食堂から出て行った。 麺、のびちまったよ ズズーッ 冷めたラーメンを食べ終わる。 まずい 教室に戻ろうと、渡り廊下を通るとき 先生に会った。 そして、 札の話などを聞いてみた。 さっき会った先輩と、言ってることは ほぼ同じだった。 しかし、先生は特別な札をくれた。 これは聞いてないぞ。 札を内ポケットにしまい、 先生に、一礼して教室に戻った。 戻ると、友達は他校に行っていると まわり人に聞き、 図書室に行って、 札を書くことにした。 図書室に入ると、やはり 人はいない。 本はすぐに見つかり 札を書き始める。
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