170人が本棚に入れています
本棚に追加
『遅刻するーっ!』
「あ?今日は学校ねぇだろ?」
『そうなんだけど…』
言うべき…かな?
私は歌手活動をしていることを、奈千以外には言っていない。
奈千が私を"姫"と呼ぶのは(歌姫っていう意味もあるらしいけど)、私の歌手名が"柚姫-ユズキ-"だから。
「琉衣?」
『!…トシ、銀時と総悟呼んで!』
「あ…あぁ。」
私は着替えを済ませ、リビングへ。
「どうしたんだ?」
「真面目な顔しちゃって。」
『みんな…これからする話、奈千以外の誰にも言って欲しく無いんだけど…』
「俺たちを誰だと思ってんの?」
「一応、執事ですぜ」
「主人の秘密くらい守る。」
私は意を決し話し始めた。
。
最初のコメントを投稿しよう!