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そんな突拍子のない質問に少し呆れながら、
また、少しの安堵感に包まれながら少年は答えた。
「さ、左門慶太・・・。」
その瞬間無精髭は軽く眉を細めた。
そう、左門という名前に聞き覚えがあったからだ。おおかた…いや十中八九少年が捜しているという敵の正体がわかった。
「・・・おっさんは?」
ピク
「オニイサン?あぁオニイサンはなぁ赤星太助って言うんだぁ。よろしくなぁ慶太ぁ!」
「あぁ…まぁよろしく」←気づいてない
「んで…だな。ピザが焼きあがるまで少し時間があるんだが・・・
率直に言おう。お前が今抱えている問題を聞かせてくれねぇか?」
「・・・・・・・・」
「ヤダ」
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