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そして再び舞台は小雨の降る歌舞伎町のど真ん中―――
「おい慶太」
「・・・・なんだよ」
「そろそろ夜も老けてきたが…お前どこに泊まるんだ?」
「・・・・・・・・」
「え?え?おまっまさか昔流行ったホームレス中〇生決め込む気か!!?この歌舞伎町で!!?この雨ん中で!?
ウププッ こ、こりゃ傑作だな…僕の家はダンボールで、主食もダンボールってか?アッハッハッハッハッハッハ!!リアルホームレス中〇生発見したよーヒーヒヒヒヒ!!」
歌舞伎町のど真ん中で笑いながら泣きながら転げ回る無精髭。
それを見て見ぬフリをする行き交う人々。
ここでコイツを殺めて金ふんだくって逃げようか迷っている色白少年。
「ボソ…めて…れ…」
「ヒーヒッヒッヒ…え?」
「アンタん家、泊めてくれ…」
「(笑い治まった)・・・。
よし!じゃあ泊まれ!ただし条件がある。」
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