細かい

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ガチャ キィ~ 薄気味悪い音のするドアを開け無精髭はスタスタと、色白少年はそろりそろりと中に足を踏み入れる。 (ドアの面に〇〇探偵事務所などの社名札などはなかった…という事は可能性はあと闇業者かあの職業…。そういや出会った時アイツ・・・) 「ようこそ我が家へ!」 「…どっかで聞いたフレーズだな。まあ予想してたよりは十分マシな部屋のようだ。」 無精髭の自宅は路地裏の小さなボロい3階建ての雑居ビルだ。このビルの2階を借りていて事務所兼自宅として使用している。 ドアを入って正面、どこにでもよくありそうなソファがコチラに背を向け配置されてあり、その向こうに漆の塗られた少し値段の張りそうな木目調の長方形のテーブルが一つ。 そしてドアに背を向けているソファと同じモノがテーブルの向こうにもう一つある。いわゆる応接室みたいな感じだ。 その向こうに木目調のゴツい机があり、デスクトップパソコンとにらめっこしている無精髭の汚い顔がコチラから見て取れる。
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