~第二章~

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「ごめん兄ちゃん…。上手くいかなかったよ…」 部活の時間になって真っ先に僕は兄ちゃんの所に向かっていた。 「え?上手くいったんじゃないの?」 「え?」 「だってほら」 『違うから!俺がこう動いたらこう動くんだよ』 『お前には聞いてないんだよ!』 『…君たちさ、ホントにやる気あるの?』 と三人で輪を作り反省会?をしていた。 「ねぇ兄ちゃん?あれって仲良いの?」 「うん。まぁこの前よりはいいじゃなないの?ちゃんと反省会みたいなことしてるんだし」 「…そうだね!」 『だぁぁぁうっせな!中澤!?だから、お前には聞いてねぇんだよ!』 「なんだよ!俺は正論だろうが!』 『はぁ…なんで僕はこいつらとトリオを組まなきゃならないんだろ…』 「…ねぇ、兄ちゃん練習しよ?」 「…あぁ…そうだな」 俺等はあの三人と止めることせずに柏木の練習に向かっていった。
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