~第三章~

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「よし中盤組集まって」 俺は今呼ばれた中盤組を呼んだ。 「はい」 みんなぞろぞろと俺の所にやってきた。 それになにか顔が固い気もする。 「みんな緊張してるか?」 「えっと…。まぁ…その…」 と柏木を始めみんなが、言葉が濁っていた。 「そっか。よし、その緊張感は大事にするんだ」 「なんで?兄ちゃん」 柏木は不思議そうな顔をしていた。 「ほら、緊張してた方が集中できるんじゃん? けど、慌てるな。中盤が崩れると試合にならないからな。 声を出して、パスを貰いに行け。貰うんじゃんない。貰いに行くんだ。 わかった?」 「うん!わかったよ兄ちゃん!」 柏木に続きみんなも「はい」返事してくれた。 「よしよし、まぁ輝も言ってたけど。勝ち負けは今日は気にしてないからな。 用は内容だから。それに初めての奴も多いんだし、う~んと楽しめ♪」 「うん!!」
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