恋をした

風邪

メールし始めてから知ったこと。

あきらくんとあたしは同じ地元だった。

家も車で10分くらい。

出身中学校も隣町だった。

だけどあきらくんは、幼い頃からサッカーのエースで、中学生の時には市のジュニアチームのキャプテンを務めていたこともあり、高校は県外の名門校に推薦で入ったらしい。

だから今は、実家から県外の高校に毎日通っているそうだ。

"すごいね～😌💦"

"全然よ🐱"

基本的にあきらくんは自分の話をするのを嫌っていた。

でも、あたしも通っている高校の名前を言って、真面目なガリ勉女だなんて思われたくなかったから、丁度いい。

あたし達は適度な距離を、うまく作れてたんだと思う。